米・カリフォルニア州ロングビーチの公園で、犬の散歩をしていた聴覚障害のある女性が小型飛行機の緊急着陸に巻き込まれ、重傷を負いました。ロングビーチ消防署によると、事故は10月21日午後、ハートウェル・パーク内のサッカー場で発生しました。消防署はFacebookで「午後4時ごろ、カーソン通り6300番地のサッカー場に着陸装置が壊れた小型機が胴体を地面につけた状態で着陸。機体の胴体は無事だったが、着陸時に公園内の歩行者と衝突した」と発表しました。現場では消防隊が高齢の男性パイロットを機体から救出し、救急隊によって病院へ搬送。衝突された40代の女性も同様に病院へ運ばれました。消防署によると、2人はいずれも「中程度のけが」ながら、容体は安定しているといいます。ABCロサンゼルス系列局の報道によると、被害に遭ったのはティファニー・ハリソンさんという女性で、聴覚障害があり、飛行機の接近音に気づくことができなかったといいます。妹のブリトニー・マクフォールさんは「姉が飛行機にぶつかったと聞いたとき、信じられませんでした。そんなこと現実に起こるはずがないと思いました」と話し、ハリソンさんは骨盤の骨折など重傷を負い、手術を受けていると明かしました。 消防署によれば、この飛行機はフレンチバレーを出発し、コンプトンへ戻る途中で緊急着陸を試みていたといいます。地元局KTLAによると、操縦士は墜落現場から約1.5マイル（約2.4キロ）ほど離れたロングビーチ空港への着陸を目指していたとみられています。ロングビーチ市長レックス・リチャードソン氏は声明で「負傷されたお二人とご家族に心よりお見舞い申し上げます。迅速かつ冷静に対応した消防隊と警察に深く感謝します」と述べ、市民に現場周辺への立ち入りを控えるよう呼びかけました。 当局は現在、墜落原因の特定を進めており、エンジントラブルの可能性も含めて調査が行われています。【画像】墜落した小型飛行機【あわせて読む】幅30センチのすき間からシカ救出 米ミシガン州の高速道路で「シカが車にぶつかり壁の間に挟まっている」と通報Related...【画像】公園を歩いていた聴覚障害のある女性、小型飛行機の緊急着陸に巻き込まれ重傷。米・カリフォルニア州ロングビーチ日本人観光客、タイ・パタヤで女性美容師のスカートをめくる違法行為 動画拡散で非難殺到通り魔事件を監視カメラが捉える。豪メルボルン中心部、通勤途中にナイフで刺され重傷...クリックして全文を読む
Tuesday 28 October 2025
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